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お子様のアレルギーについて

当院では、お子様の花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、気管支喘息 等を診ています。

アレルギーの症状について

小児アレルギーは、せき、呼吸困難、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、下痢、嘔吐、腹痛、鼻炎、結膜炎、発熱、頭痛、むくみ、など多彩な症状で表れます。

よく見られるアレルギーには、食べ物がアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となるもの)となる食物アレルギー、ハウスダストなどの吸入性アレルゲンによって発症する気管支喘息などがあります。一方で、成長とともに症状が改善・軽減していくことも多いのが小児アレルギーの特徴です。

小児食物アレルギーで特に赤ちゃん・乳幼児が、アレルギーを起こしやすいのは、卵、牛乳、大豆です。その他にも、カニ、えび、米、そば、ピーナッツ、キウイ、メロン、マンゴー、ニンニク、セロリなどアレルギーを起こしやすい食べ物はたくさんあります。

また、こどもは気管支や腸管の粘膜などが未熟なため、アレルギー反応を起こしやすい傾向にあります。アレルギーの原因が食べ物以外の環境にあることも考えられます。

アレルギーの原因を特定し、完全に日常生活から除去するのは難しいことです。お子様が何かを口にした際にアレルギー症状が出たため、疑わし食べ物を片っ端から除去するという厳しい食事療法を行う方もいらっしゃいますが、行き過ぎた食事療法は好ましくありません。

当院では、6歳以上の患者さんを対象に血液検査を行ってアレルギーを調べる検査も行っております。腕から採血してたくさんのアレルゲンのアレルギー反応を一度に調べたり、特定のアレルゲンだけを調べたり、注射を使わず指先からの数滴の血で代表的なアレルゲン8項目を調べる方法など患者さんにあった検査を提案します。ただし、アレルギー検査の陽性、陰性だけを理由に、食事から除外する、完全に接触を避けるという必要はありません。また、同様に血液検査が陰性であることを理由にアレルギーを起こしたことがある食物などを摂取することは絶対に避けてください。基本的に食物アレルギーなどは病歴が非常に大事になってきます。病歴で食物アレルギーが強く疑われる状況であれば、基幹病院の小児科へ紹介します。そこで皮膚試験や食物経口負荷試験などを行って確定診断を行っていくことになります。

様子がおかしいなど、気になることがございましたら、ご相談ください。まず、受診していただき、必要があれば検査をおこなったり、迅速に専門医のいる適切な病院にご紹介いたします。

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