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肥満症外来(ダイエット外来)

肥満とはBMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))が25以上の状態です。

肥満が原因で健康障害(糖尿病、脂質異常症、高血圧など)を引き起こしている場合、または内臓脂肪が蓄積している場合を「肥満症」と定義され、積極的に減量指導・管理することが推奨されています。また健康障害が起きていない段階からの減量指導も必要となります。

当院では、管理栄養士による食事指導、運動指導に加えて、内服治療、注射治療も行っています。

(薬物治療はあくまで補助的なものであり、食事や運動などの生活習慣改善が基本であることは間違いありません。下記治療は食事療法、運動療法を頑張っても減量ができない肥満症の方を対象に、治療がきっかけとなってより減量に積極的に取り組めることを目的としております。継続的に薬物治療を行っていくのではなく、減量に成功したら徐々に薬を減らしていき生活習慣のみで体重を維持できるように一緒に頑張りましょう。)

※BMI25未満で生活習慣病もない方の“美容目的”での処方はお断りすることがございます。また、食事療法、運動療法が治療の主体であることは変わりありませんので漫然と処方を継続することも致しませんので、当院の判断で処方をお断りすることもございます。何卒ご了承ください。

※自費の場合は初回診察料3,000円(税込)、採血料で2,000円(税込)が別途必要になります。再診時の診察料は不要でオンライン処方も可能です。配送料は内服1,000円(税込)、注射2,000円(税込)が別途必要になります。
下記価格は全て税込み価格です。

内服

サノレックス

1錠500円(BMI35以上の方は保険適用となります)

効果

厚労省から認可を受けている食欲抑制薬で、食欲の中枢神経に作用し食欲を抑えます。副作用:口渇、便秘、悪心・嘔吐、不眠、肝機能障害etc

※3か月以上の長期処方は依存性を高める可能性があり、効果減弱も指摘されているため処方ができません。(当院では12週間までの処方となります)

リベルサス

オゼンピックと同じ薬の内服薬で、注射はどうしても苦手という方にお勧めです。3㎎錠を4週間、その後7㎎錠を4週間、その後効果・副作用をみながら14㎎錠へと増量していきます。飲み方は毎日起床時に飲食前に120ml以下の少量の水で内服をして、30分間は飲食は一切避けて頂きます。また他の内服薬との同時服用も避けてください。内服方法は少し手間ですが、オゼンピック注射と同等の効果を経口薬で得られる点は大変大きなメリットです。

3㎎錠:1錠220円、7㎎錠:1錠430円、14㎎錠:1錠760円(全て税込)

漢方薬

肥満症の方は保険適用となる場合があります

防風通聖散(漢方薬)

肥満症によく使われる代表的な漢方薬です。対象としては、肥満で脂肪太りや腹がポッコリでる太鼓腹、皮下脂肪が多く、食欲旺盛な方に用いられます。
食欲を抑え、便秘を解消し代謝を上げ、脂肪燃焼効果が表れます
また排便を促進するので便秘を改善します。さらには余計な水分を排出して、水分バランスを整える働き(利水作用)があるため、むくみを解消します。
副作用:胃部不快感、嘔気、腹痛、下痢、動悸

大柴胡湯(漢方薬)

おもに男性の肥満に用いられ、元来筋肉質の人が、ストレスで飲食過多となり腹が出て固太りや内臓脂肪が多い肥満に用いられます。旺盛な食欲を抑えます。
副作用:食欲不振、腹痛、下痢、間質性肺炎、肝機能障害

防已黄耆湯(漢方薬)

おもに筋肉量の少ない女性に用いられ、体を温めて消化管の働きを促進させ、水分代謝をよくします。水太りタイプの方やむくみのある方に効果的です。
副作用:胃部のむかつき、食欲不振、嘔気

GLP-1注射

2型糖尿病の方は保険適用になることがあります。

注射は週に1回腹部や大腿に注射します。非常に細い針で痛みはほとんどありません。1回目は当院で指導し打っていただきますが、2回目以降はご自身でご自宅にてお注射いただけます。

オゼンピック(週1回注射)

週1回0.25㎎を4週間、その後0.5㎎を4週間、その後1㎎へと徐々に効果・副作用を見ながら増量していきます。

2㎎:1本19,500円(税込)

オゼンピック注射は先端に自分で注射針を取り付ける手間がありますが、先端に装着する針は34Gと非常に細かいためほとんど痛みを感じずに接種することが可能です。

1本の容量が2㎎のため、0.25㎎であれば8週間分、0.5㎎であれば4週間分、1㎎であれば2週間分となります。

GLP-1とは?

GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1)とは、小腸から分泌されるホルモンの1つで、血糖のコントロールをする役割を持っています。主に、胃腸の動きを抑制し満腹感を持続する作用食欲中枢(脳)に働きかけて食欲を抑制する作用脂肪分解を促進し、熱産生を増やす作用があります。また日本では、2型糖尿病の治療薬として広く使用されており安全性が高い薬です。食事制限が苦手な人におすすめです。
副作用:悪心、下痢、便秘、食欲不振、まれに膵酵素上昇

※GLP-1注射による肥満症治療はあくまでも補助的なものです。巷では“楽痩せ”や“飲むだけ”など魅力的なことが書かれていますが、GLP-1はあくまで食事療法の“つらさを軽減”するというものです。同じものを食べていたら体重は減りませんし、食事療法を並行して行わなければGLP-1中止後は体重はもとに戻ります。つまり、正しい食事を習慣化するまでの補助と考え、食事が適正化した後には徐々にGLP-1を離脱していくまでが一連の治療と考えてください。

肥満改善は生活習慣病予防・治療の根本であり、健康寿命を延ばすことが期待できます。ぜひお気軽にご相談ください。

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