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ロタワクチン(経口)

 ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすい病気です。主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。
ふつう、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%前後はロタウイルスが原因です。世界中では毎年50万人のお子さんがこのロタウイルスによって亡くなっています。

接種によりロタウイルスに対する抗体ができ、ロタウイルス胃腸炎の重症化を80-90%予防することができます。

スケジュール

ロタリックス®内用液
生後6週以降に初回接種(1回目)、4週間以上の間隔をおいて2回目を内服。2回目は、遅くとも生後24週までに終了。
ロタテック®内用液
生後6週以降に初回接種(1回目)、4週間以上の間隔をおいて2、3回目を内服。3回目は、遅くとも生後32週までに終了。 いずれのワクチンも生後14週6日までに1回目を内服することが推奨されています。
(上記2種類のワクチンはどちらも効果に違いはないため、接種回数の少ないロタリックスのほうが負担が少ないかなと思っています)

副反応

接種後1-2週間は腸重積という病気が起こりやすくなります。腸重積は腸の一部が隣の腸管にはまり込み、腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがある病気です。速やかな治療が必要となるため、「突然はげしく泣く」、「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」、「嘔吐する」、「血便がでる」、「ぐったりして顔色が悪い」などの症状が見られた際にはすぐに病院を受診してください。 月齢が進むと腸重積が起こりやすくなるため、なるべく早い段階で接種をするようにしましょう。

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